GAIQでの正解に疑問あり! 理由と解説します。
こんばんは! Fragola-chanです。
今日は、先日受けたGAIQで、正解の理由に疑問があるものがいくつかありました。
なので、実際のGoogleアナリティクスの画面を使って説明をしていきたいと思います。
とか言って、私が間違えてたりして。。。もしそうだったら、本当にごめんなさい。
でも、それなりの見解・理由もあるのでそれを含めてご紹介していきたいと思います。
もし、これを見られたお方で、『いや、そこはそういう考え方ではないんだよ!』
という事がありましたら、理由も含めてコメントいただけると、大変ありがたいです。
(先日もブログに書きましたが、講師の方もおっしゃってたとおり、時々、バグる事も
あるので、あんまり気にしすぎる必要もないのかもしれませんが。。。)
指標とディメンションの組み合わせとして有効ではないものはどれですか
『指標とディメンションの組み合わせとして有効ではないものはどれですか』という
設問があります。答えは、以下のよう4つ選択肢が用意されています。
①セッション/参照元
②平均ページ滞在時間/デバイスカテゴリ
③セッション/直帰率
④合計イベント数/ユーザータイプ
これを読んでいるあなたは、答えは何だと思いますか?
多くのサイトの皆さんが、正解としてサイトで紹介してくれているのは、
『④合計イベント数/ユーザータイプ』です。
ですが、先日のGAIQの講師と私の答えは、
『③セッション/直帰率』です。
なので、理由を解説していきましょう!
理由の解説
①『セッション/参照元』に関して
下記は、私が運営しているブログのGoogle Analyticsの写真になります。
写真のとおり、『参照元/メディア』が、ディメンション(赤い色がけ部分)として、
また、『セッション』が、指標(緑の色がけ部分)として、ディメンションに
区切られ、成立しています。なので、有効な組み合わせと言えます。
ここから(あさ〜く)言えることは、この設定期間の間、
・『Twitter/gecko200』から『11』回のセッションがあった
・『t.co/referral』から『5』回のセッションがあった
・『blog.hatena.ne.jp/referral』からは、『3』回のセッションがあった
・『(dirct)/(none)』からは、『1』のセッションがあった
・『profile.hatenane.jp/referral』からは、『1』のセッションがあった
という事が見れますので、非常に有効な組み合わせとなっていると思います。
結果、私のブログの読書者はツイッターから流入が多いということがわかりますね!
②『平均ページ滞在時間/デバイスカテゴリ』について
写真のとおり、『デバイスカテゴリ』が、ディメンション(赤い色がけ部分)として、
また、『平均セッション時間』が、指標(緑の色がけ部分)として、
ディメンションに区切られています。なので、有効な組み合わせと言えます。
ここから言えることは、この設定期間の間、
・『mobile』を使用して私のブログを見てくれている人たちは、
平均『1分48秒』見てくれている
・『desktop』を使用して私のブログを見てくれている人たちは、
平均『2分12秒』見てくれている
という事が見れますので、有効な組み合わせとなっていると思います。
結果、この指定した期間、私のブログを読んでくれた人たちは、デクストップで見る人
の方がモバイルで見てくれる人より2倍くらい長く滞在してくるんですね!
③『セッション/直帰率』について
写真のとおり、『セッション数』が、ディメンション(赤い色がけ部分)として、
また、それを『直帰率』が、指標(緑の色がけ部分)として、ディメンションに区切
られています。なので、、、
一見、これも有効そうに見えます。
しかし、注意しなければいけない事が、セカンダリディメンションでは、
『セッション』を選ぶことはできず、『セッション数』や『セッション時間』や
『セッション間隔(日数)』などからしか選べず、『セッション』で選ぶことは
できません。
また、『セッション数』を、Googleアナリティクスについている『?』で見てみると、
以下のよう解説されています。
1 人のユーザーに関連付けられたセッションの発生順序です。たとえば、「セッション インスタンス 1」は初めて記録されたセッション、「セッション インスタンス 2」は 2 番目に記録されたセッションであることを示します。
なので、『セッション』とは、意味合いが違ってしまいます。
結果、③『セッション/直帰率』に関しては、有効な組み合わせとして成立しない!
と言えると思います。
④『合計イベント数/ユーザータイプ』について
下記のは、設定したイベントの状況を知ることができるページですが、
写真のとおり、『ユーザータイプ』が、ディメンション(赤い色がけ部分)として、
また、『合計イベント数』が、指標(緑の色がけ部分)として、ディメンションに
区切られています。なので、有効な組み合わせと言えます。
少し話はずれますが、ここで私が設定いるイベントは、
・『Scroll』は、スクロール率をイベント設置したものです。
スクロール率は、ユーザーが私の1記事につき、どれくらい見てくれたかを10%
までスクロールしてくれたのか、20%までスクロールしてくれたのか、40%まで
スクロールしてくれたのか、それとも100%(記事の一番下)までスクロールしてくれ
たのかがわかるよう変数をセットしたものです。
・『フッター表示』は、読了率です。
読了率は、上記のスクロール率と似たようなものではありますが、ユーザーが記事を
全て見てくれたかが測れる変数です。
で、私の仕掛けたそれぞれのイベントに対して、セカンダリディメンションに
『ユーザータイプ』をディメンションとして持ってきて、
『New visitor(新規ユーザー)』と『Returning visitor(既存ユーザー)』のどちらの
タイプユーザーが私の仕込んだイベントをどれくらいづつ発生させてくれているかが
わかります。『合計イベント数』という事ですね。
結果、スクロール率も読了率も、『New visitor』のタイプの人たちの方が、イベント
を発生させてくれ、『Returning visitor』より多くスクロールして、
下の方まで見てくれているということがわかりますね。
なので、『合計イベント数/ユーザータイプ』も非常に効果的なディメンションと指標の
組み合わせであると言えると思います。
(注:スクロール率、読了率の設定の仕方は、以前日記にしていますので、
気になられた方は、アーカイブをご覧くださいませ)
結果、私の回答は、、、
以上のような検証におきまして、私は、以下の設問に対しの本当の回答は、
『指標とディメンションの組み合わせとして有効ではないものはどれですか』
①セッション/参照元
②平均ページ滞在時間/デバイスカテゴリ
③セッション/直帰率
④合計イベント数/ユーザータイプ
『③セッション/直帰率』だと思います!
皆さま、いかがでしょうか?
もし、『いやいや、バカじゃないの!? そんな考え方じゃないんだよ!』というの
がありましたら、どうぞ教えてください。
よろしくお願いいたします。